半島論―文学とアートによる叛乱の地勢学

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877991432
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

津々浦々にある半島からこの列島を捉えなおすと何が見えてくるのか?文学、アート、思想、民俗学における気鋭の論者たちが世界像の刷新をはかる、「半島論」の決定版。

目次

北海道・宗谷岬、青森・津軽半島 陸続きの海峡―東北アイヌ語地名考
北海道・亀田半島 佐藤泰志、半島のかたちをした街・函館からの跳躍
宮城・牡鹿半島 牡鹿半島と美学的叛乱―リボーンアート・フェスティバルを(足で)巡って
宮城・牡鹿半島 過去への旅―新たなる「場」の獲得のために
千葉・房総半島 房総ユートピアの諸相―“半島”と“郊外”のあいだで
架空の半島 突端・行き止まり・迷路・穴・模造/『海辺へ行く道』シリーズの岬的空間性
神奈川・三浦半島 「断崖」の詩情―三浦半島、その「暴力性」と「霊性」そして「祈り」の磁場
和歌山・紀伊半島 過剰なる変幻のトポス―『紀州 木の国・根の国物語』と『紀伊物語』・「大島」
愛媛・佐田岬半島 半島から遠く離れて―高橋新吉「潮の女」論
福岡・若松半島 半島よ 世界を根底から 変革するエネルギーの ルツボであれ火床であれ!〔ほか〕

著者等紹介

金子遊[カネコユウ]
1974年埼玉県生まれ。批評家、映像作家。著書『映像の境域』(森話社)でサントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞

中里勇太[ナカサトユウタ]
1981年宮城県生まれ。文芸評論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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