内容説明
今日を生きる若者へ!!―政と性と生の「現在」をえがいた三人の作家。“日本”“戦争”“個人”の時代が立ち上がる、痛快な文学的入門書。
目次
村上春樹と「一九六八年」(『ノルウェイの森』のなかの「死」;『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』;『ノルウェイの森』と学生運動 ほか)
大江健三郎・一九六〇年前後(大江健三郎の少年時代;大江健三郎と学生運動;『われらの時代』 ほか)
井上光晴という生き方(井上光晴と谷川雁;井上光晴の自筆年譜における虚構;詩人として出発した井上光晴 ほか)
著者等紹介
松山愼介[マツヤマシンスケ]
1949年大阪府生まれ。1967年北海道大学入学。三派系全学連の諸闘争、北大闘争にかかわる。1971年北海道大学経済学部(降旗ゼミ)卒業。卒業後、兄の経営する鉄鋼関係の工場で60歳まで肉体労働に従事。1992年「大阪吉本隆明研究会」に参加。「文学表現と思想の会」会員・「異土」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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