内容説明
未来の他者へ応答するためには、過去の他者と向き合わなければならない。最も近い過去の他者とは、原点に見出される自分自身ではないか。神山睦美の二著をめぐって、20人の論者による再帰と応答の試み。
目次
第1部 『サクリファイス』批評集成(茂木政敏―Brisure あるいは立体的な書物;忍澤勉―「サクリファイスする」という思考;村尾建吉―鯛は頭から腐るが、人間は言葉から「枯れかかる」 ほか)
第2部 『希望のエートス』批評集成(大日方公男―災厄に向き合う精神;生野毅―「死の光」;大岡玲―「受苦」を「共苦」へ変換する方程式 ほか)
第3部 『サクリファイス』以後(大震災の後;『希望のエートス3・11以後』英語版へのあとがき;孤独なエロスの交信 ほか)
著者等紹介
神山睦美[カミヤマムツミ]
1947年生、東京大学教養学部教養学科、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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