内容説明
仏教のみならず儒教も国学も超えて東洋精神の粋たる『荘子』の哲学を終生捧持し実践した良寛は、現在の混迷せる世界に一つの光明をもたらす。本書は、「真の世界の良寛」たることを究明し、その本地を明らかにしようとした。
目次
第1章 老荘思想の伝来
第2章 良寛の人生態度
第3章 良寛の帰国と転機
第4章 逍遙として心を遊ばせる
第5章 無差別平等の世界
第6章 無為自然の悟り
著者等紹介
川内芳夫[カワウチヨシオ]
新潟県立村上中学校(旧制)卒。(昭和17年)米沢工業専門学校電気科卒。(昭和19年)岩崎通信機株式会社勤務。山形県立庄内農学校勤務。(昭和21年)山形県立鶴岡南高等学校(物理担当)勤務。(昭和40年)山形県教育庁指導課に指導主事(生徒指導担当)として勤務。(昭和45年)山形県立鶴岡南高等学校に教頭として勤務。(昭和47年)山形県立宮内高等学校に校長として勤務。(昭和50年)山形県立寒河江高等学校(校長)退職。(昭和56年3月)
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