内容説明
愛情と哀切をこめて描く俳人・齋藤愼爾の五木寛之文学紀行。
目次
安息者たちへの夜行便―『深夜草子1』解説
歴史の暗渠への遡行―『日ノ影村の一族』解説
豊饒な対話のダイナミズム―『紅茶に一滴のジンを』解説
さらば、束の間の烈しい光よ―『さらばモスクワ愚連隊』解説
非命の俳人への鎮魂―『さかしまに』解説
覚醒の刻、非望の夢刻む―『GIブルース』について
風の告知あるいは犀川のドストエフスキー―『風の対話』解説
危機の「知」と「知」の危機―『午後の自画像』解説
厳選されたエッセイの神髄―『風の幻郷へ』書評
君看よ雙眼の色―『生きるヒント』考
現代史の縁を歩く―『さらば、モスクワ愚連隊』について
哲学的な養生訓―『養生の実技―つよいカラダでなく』書評
対談 五木寛之+齋藤愼爾 不合理ゆえに吾信ず―埴谷雄高の思想と人間的風貌
著者等紹介
齋藤愼爾[サイトウシンジ]
1939(昭和14)年、京城生まれ。俳人。深夜叢書社編集長。朝日文庫『現代俳句の世界』(全16巻)、『俳句の現在』(全16巻)、アサヒグラフ増刊「俳句の時代」などを編集し、近年の俳句ブームの火付け役となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 犬がころんだ 文春文庫