内容説明
「また、少年法か」と思ったあなたへ。過去ではなく、未来を見つめて生きるために。「少年法なんていらない」あなたのその言葉が、誰かを追い詰めているかもしれない。非行少年を支え、見つめ続けた13人の専門家が“見捨てない”と決めた理由を語る。遠い世界の出来事だと思っていたことが、実はあなたの人生と地続きだと気づくはずだ。
目次
プロローグ 少年司法手続のトリセツ 罪を犯していない14歳未満の少年も少年院へ
1 被害者遺族が少年の「健全育成」にこだわる理由 少年事件の被害者と少年法改正
2 少年の言葉に、弁護士が耳を傾け、少年の心を守る 少年に対する取調べ
3 現場で失敗から学び、少年の信頼を築く あるべき社会調査とは
4 鑑別所が少年を立ち直らせる秘密 少年鑑別所における観護措置
5 「なぜ?」を問う審判こそ少年の未来を創る あるべき少年審判
6 半端者だった僕が、法務教官としてたどり着いた答えと新たな問い 理想の少年院を創る
7 システム化が進む現代だからこそ問われる「個」の力 保護観察という仕事を意味あるものに
8 「不良」と呼ばれる前に。彼らを支える温かいまなざし 非行少年への福祉サービス
9 傷ついた少年に寄り添う社会へ。「レッテル」を剥がして 非行少年に積み重ねられた被害と立直り
10 非行少年は「被害者」でもある。 元非行少年から見た少年法とその担い手
11 少年事件の裏側、もっと冷静に伝えませんか? 少年事件報道のあり方
エピローグ 少年と少年法を「守り育てる」ために
著者等紹介
岡田行雄[オカダユキオ]
熊本大学大学院人文社会科学研究部(法学系)教授。1969年長崎市生まれ。1991年九州大学法学部卒。1993年九州大学大学院法学研究科修士課程修了、1996年同研究科博士課程単位取得退学。1996年九州大学法学部助手を皮切りに、聖カタリナ女子大学社会福祉学部専任講師、九州国際大学法学部助教授、熊本大学法学部准教授、同教授を経て、2017年4月から現職。博士(法学)(立命館大学)
知名健太郎定信[チナケンタロウサダノブ]
1974年長崎県佐世保市生まれ。1997年熊本大学法学部卒。2003年弁護士登録。福岡県弁護士会所属弁護士。NPO法人福岡県就労支援事業者機構理事。福岡大学法科大学院非常勤講師(「子どもの権利」)。少年の就労を通じた更生支援に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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