内容説明
司法研修所教官になったとき、事情聴取、尋問、論告、弁論、「私ならこうする」とすべてを見せた。その成果の集大成。弁護活動には限界がない。依頼者のために、事実と証拠の獲得、そして得るべき結論を目指して、考え、悩み、工夫を凝らす―。理想の刑事弁護人・神山啓史弁護士の弁護の「技」のすべてがここにある。
目次
第1部 無罪獲得の弁護術 楽しくやって、あきらめない(東電女性社員殺害事件―その1(確定審)[座談会]神山啓史・神田安積・鈴木郁子・宮村啓太
東電女性社員殺害事件―その2(再審)[座談会]神山啓史・神田安積・鈴木郁子・宮村啓太)
第2部 捜査段階・証拠づくりの弁護術 思いついたら、まずやってみる(神山啓史弁護士に聞く 捜査段階における活動;神山啓史弁護士に聞く 証拠づくりにおける活動)
第3部 死刑求刑事件の弁護術 あるべきことは、遠慮も妥協もしない(オウム事件10講;オウム事件第一審の弁論)
第4部 裁判員時代の弁護術 被告人が分かる公判をやる(原則は不同意―調書裁判克服の実践イメージ(『季刊刑事弁護』からの厳選論考1)
黙秘権の確立をめざす弁護活動(『季刊刑事弁護』からの厳選論考2) ほか)
著者等紹介
神山啓史[カミヤマヒロシ]
1955年生まれ。中央大学法学部卒業。司法研修所第35期修了。1983年弁護士登録(第二東京弁護士会)。季刊刑事弁護編集委員(1995年~2005年)。2014年~2018年司法研修所教官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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