安保法制を語る!自衛隊員・NGOからの発言

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安保法制を語る!自衛隊員・NGOからの発言

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  • サイズ A5判/ページ数 137p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784877986391
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

安保法制をめぐってはいろいろな議論が交わされたが、重大な問題の一つは、実際に安保法制の影響を直接受ける、自衛隊員やその家族、海外で難民・医療支援をしているNGO関係者の意見が法律の制定に際して全く反映されていないことだ。安保法制に対する彼らの悲痛な声を報告する。

はじめに………飯島滋明

序章 世界で自衛隊の武力行使が可能になる安保法制??自衛隊員やNGOの視点から検討する………飯島滋明(名古屋学院大学教授)

第1部 自衛隊員とその家族が語る安保法制
安倍政権は、現場の自衛官の気持ちがわからない………西川末則氏は語る
国土を守る「専守防衛」が自衛隊の任務………水上学氏は語る
自衛官が死んだら戦死か………井筒高雄氏は語る
老兵未だ死せず。廃兵赫く戦えり………末延隆成氏は語る
武器を手にして戦うことに現実感が少ない自衛官………現役予備自衛官は語る
安保法制は、国際社会の流れとして必要………元防衛大学校生は語る
沈黙の自衛隊から漏れる声………関口裕士
複雑な思いの家族たち………自衛隊員の家族は語る
自衛隊員のことを他人事としてしまった時、「教え子をふたたび戦場に送る」日本になるのでは………自衛隊員の家族が多数住む地域の教員は語る

第2部 派遣される自衛隊員と安保法制
自衛隊員は、兵士である前に市民である??「自衛官の人権弁護団・北海道」の活動………佐藤博文(弁護士)
憲法違反の集団的自衛権行使の防衛出動に応じる必要はない??自衛官と労働者の権利………?木太郎(弁護士)
戦争と「見えない心の傷」??PTSDが自衛隊員に訪れない日本社会を………猪野亜朗(精神科専門医)
安保法制と派遣自衛隊員の法的地位??派遣の態様から考える………新倉修(青山学院大学教授)

第3部 NGOは安保法制をどう見ているのか
憲法9条堅持と非軍事による国際貢献??独立性や中立性を保った人道支援の追求を………長谷部貴俊(NGO非戦ネット)
武力介入ではなく、戦争を生み出さない世界を??NGOが軍と協力することの意味を考える
………佐伯奈津子(インドネシア民主化支援ネットワーク)
安保法制で「暴力のブラックホール」に飲み込まれる日本??バングラデシュ・邦人ボランティア殺害から考える………下澤嶽(ジュマ・ネット)
生命の危険を生み出す安保法制(戦争法)??アフガニスタンの文脈から考える………清末愛砂(RAWAと連帯する会)
国際法違反の「対テロ戦争」に若者を巻き込む政治を許すな??安保法制をグローバルな視点から見る………役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
軍事侵攻を行なったロシアと似てきた日本??チェチェン紛争から考える………大富 亮(チェチェンニュース)
アフリカから考える「安保法制」改定問題??「力対力」の論理ではアフリカの紛争は終わらない………稲場雅紀(アフリカ日本協議会)
非武装・非軍事による平和構築??安保法制で逆行する日本………大畑 豊(非暴力平和隊・日本)

おわりに………榎澤幸広

飯島滋明[イイジマシゲアキ]
名古屋学院大学経済学部教授。1969年生まれ。専門は、憲法学、平和学、医事法。主な著作に、『Q&Aで読む日本軍事入門』(共編著、吉川弘文館、2013年)、『憲法から考える実名犯罪報道』(編著、現代人文社、2013年)、『すぐにわかる 集団的自衛権ってなに?』(共著、七つ森書館、2014年)、『憲法未来予想図』(第3章、第8章、第16章担当、現代人文社、2014年)、『これでいいのか! 日本の民主主義??失言・名言から読み解く憲法』(編著、現代人文社、2016年)、などがある。

清末愛砂[キヨスエアリサ]
室蘭工業大学大学院工学研究科准教授。1972年生まれ。専門は、家族法、憲法学。主な著作に、「21世紀の『対テロ』戦争と女性に対する暴力」ジェンダー法学会編『講座 ジェンダーと法 第3巻 暴力からの解放』(日本加除出版、2012年)、「アフガニスタンでは、どうだったの?」戦争をさせない1000人委員会編『すぐにわかる 戦争法=安保法制ってなに?』(七つ森書館、2015年)、「女性間の分断を乗り越えるために?女性の活躍推進政策と改憲による家族主義の復活がもたらすもの」(平和研究45〔2015年〕)、『これでいいのか!日本の民主主義??失言・名言から読み解く憲法』(共著、現代人文社、2016年)などがある。

榎澤幸広[エノサワユキヒロ]
名古屋学院大学現代社会学部准教授。1973年生まれ。専門は、憲法学、マイノリティと法、島嶼と法。主な著作に、「公職選挙法8条への系譜と問題点」(名古屋学院大学論集社会科学篇47(3)〔2011年〕)、「記憶の記録化と人権」石埼学、遠藤比呂通編『沈黙する人権』(法律文化社、2012年)、「日本語を話しなさい─裁判を受ける権利」ほか石埼学、押久保倫夫、笹沼弘志編『リアル憲法学〔第2版〕』(法律文化社、2013年)、『憲法未来予想図』(編著、第2章、第4章担当、現代人文社、2014年)、『これでいいのか! 日本の民主主義??失言・名言から読み解く憲法』(編著、現代人文社、2016年)などがある。

佐伯奈津子[サエキナツコ]
名古屋学院大学国際文化部講師。1973年生まれ。専門は、地域研究(東南アジア)。主な著作に、『アチェの声:戦争・日常・津波』(コモンズ、2005年)、『現代インドネシアを知るための60章』(共編著、明石書店、2013年)、「開発と紛争:インドネシア・アチェODA事業による土地収用と住民の周縁化」甲斐田万智子、佐竹眞明、長津一史、幡谷則子編『小さな民のグローバル学:共生の思想と実践を求めて』(上智大学出版、2016年)などがある。

内容説明

安保法制の影響を直接受ける自衛隊員やその家族、海外で活動するNGO関係者。かれらの悲痛な声を収録。

目次

世界で自衛隊の武力行使が可能になる安保法制―自衛隊員やNGOの視点から検討する
第1部 自衛隊員とその家族が語る安保法制(安倍政権は、現場の自衛官の気持ちがわからない―西川末則氏は語る;国土を守る「専守防衛」が自衛隊の任務―水上学氏は語る;自衛官が死んだら戦死か―井筒高雄氏は語る ほか)
第2部 派遣される自衛隊員と安保法制(自衛隊員は、兵士である前に市民である―「自衛官の人権弁護団・北海道」の活動;憲法違反の集団的自衛権行使の防衛出動に応じる必要はない―自衛官と労働者の権利;戦争と「見えない心の傷」―PTSDが自衛隊員に訪れない日本社会を ほか)
第3部 NGOは安保法制をどう見ているのか(憲法9条堅持と非軍事による国際貢献―独立性や中立性を保った人道支援の追求を;武力介入ではなく、戦争を生み出さない世界を―NGOが軍と協力することの意味を考える;安保法制で「暴力のブラックホール」に飲み込まれる日本―バングラデシュ・邦人ボランティア殺害から考える ほか)

著者等紹介

飯島滋明[イイジマシゲアキ]
名古屋学院大学経済学部教授。1969年生まれ。専門は、憲法学、平和学、医事法

清末愛砂[キヨスエアイサ]
室蘭工業大学大学院工学研究科准教授。1972年生まれ。専門は、家族法、憲法学

榎澤幸広[エノサワユキヒロ]
名古屋学院大学現代社会学部准教授。1973年生まれ。専門は、憲法学、マイノリティと法、島嶼と法

佐伯奈津子[サエキナツコ]
名古屋学院大学国際文化部講師。1973年生まれ。専門は、地域研究(東南アジア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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