内容説明
絞首刑の真実が今、明らかにされる。絞首刑について60年振りの本格的な裁判の記録!W・ラブル博士(オーストリア法医学会会長)が「日本の絞首刑で死刑囚の首が切断される恐れがある」と断言!絞首刑執行の新聞記事、104人分収録。本邦初!明治時代の官報刑死者全リスト、1184人分収録。本邦初。
目次
序章 この本が出来るまで
第1章 死刑囚104人の最期―新聞記事は伝える
第2章 本当に絞首刑は残虐な刑罰ではないのか?(最高裁判所への意見(1)上告趣意書)
第3章 日本でも起っていた首の切断・小野澤おとわ(最高裁判所への意見(2)上告趣意書補充書(1))
第4章 日本の刑場でも首の切断やゆっくりとした窒息死がおこる(法医学者の見解(1))
第5章 古畑博士の鑑定は誤りだった(法医学者の見解(2))
第6章 ラブル博士の見解をふまえた判断を(最高裁判所への意見(3)上告趣意書補充書(2))
第7章 首の骨折で瞬間的に死亡するという説は誤りだ(法医学者の見解(3))
第8章 再びラブル博士の見解をふまえた判断を(最高裁判所への意見(4)上告趣意書補充書(3))
第9章 明治刑死者1184人―官報登載全リスト
著者等紹介
ラブル,ヴァルテル[ラブル,ヴァルテル][Rabl,Walter]
医師で、1983年からオーストリア・チロルのインスブルック医科大学法医学研究所(GMI)に勤務している法医学者。同研究所の副所長であり、オーストリア法医学会(¨OGGM)の現会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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