感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐみ
2
まずは発達障害について学ばないと…。2016/11/12
り
2
司法の世界では論理を組み立てようとすると、曖昧な個別事情が無視されやすく、発達障害の議論が責任能力の決着が着いた段階で脇に追いやられてしまうケースが多い。(本書より) 理解を超える犯罪が起こったとき、発達障害という言葉で分かった気になって、思考を停止して来なかっただろうかと反省した。発達障害と司法の議論はまだ始まったところで、これから分かってくることがたくさんあると思う。少年事件をより深く考えられるようになる良書、専門外の人にも是非読んでほしい。また最新版が出たら読みたい。2016/02/16
ゆうか
0
発達障害者はコミュニケーションの障害があるため、調書が正確に取れない。また、障害受容が出来ていない場合も多く、分からなくてもそのままにしてしまう、専門家の介入がないケースが多い。 障害により先の見通しを立てたり自身を振り返ることが難しいことも多く、福祉サービスの利用を促すことに困難を抱えることがある。そういった場面でも本人同意を持ってないと利用につながらないため、アクティブなソーシャルワークが重要になる。2024/09/20