出版社内容情報
”アグネス・チャンが伝える、乳がんの闘いから学んだこと、そして検査と早期発見の大切さ”
右の乳房の小さなしこり。検査の結果、乳がんと判明。他人事、ローリスクと思っていたのが自らの身に!
手術と治療によって生じるさまざまな身体の悲鳴に耐えながら、つねに明るく元気に困難を乗り越えてきたアグネス・チャン。そのパワーの源は・・・?
芸能、大学教授、ボランティアなど多方面で活躍するアグネス・チャンが、自身の乳がんの闘病体験から学んだ様々なことをエッセイに綴る。そして、ピンクリボン運動の意義を訴える。乳がん患者を支える家族にも読んでもらいたい。
まえがき
第1章 夢中で走り続けた半生
アイドル時代/仕事と学業の両立/泣き虫アグネス/引退を決意させた父の言葉/カナダ留学で学んだ自立心/苦労の連続/貴州の子どもたちとの出会い/仕事・ボランティア・家庭/アグネス論争/アメリカに子連れ留学/山ほどの宿題/短距離ランナーがマラソンランナーへ
第2章 東京タワーがピンクに染まった日
三五周年の平和プロジェクト/しこりを発見/健康に自信があった私/組織検査/不安な時間/乗り越えた唾液腺腫瘍の経験/乳がんの宣告/手術の日程を決める/大きな力に動かされて/家族に報告/全摘を覚悟/手術室へ/手術後の試練/がんの差別と偏見をなくしたい/最初のリハビリ/ピンクリボンの日/記者会見で伝えたかった思い
第3章 大きな病気を乗り越えてー与えられた指名
復帰後初めてのコンサート/人民大会堂のコンサートに向けて/無我夢中の三週間/人民大会堂平和コンサート/人間として大事なこと/晴天のコンサート/全身全霊で歌う/やり遂げた喜び/「大きな力」に感謝/放射線治療を開始/心に暗示/五年間のホルモン治療/原因不明の腫れ/急速に老化?/夜明けのこない夜はない/できることをやればいい/めげないこと、希望を失わないこと/毎日が誕生日/新しい私
第4章 命をつなぐものー家族、夫婦、親子
家族に感謝/子どもという宝物/家族をつくる/失敗を恐れない/妊娠、溢れだす愛情/仕事と子育ての両立/子連れ論争/子どもと女性を応援する社会/止まらない少子化/子育てしながら働ける社会へ/夫とのコミュニケーション/男性の家庭力、女性の経済力/役割分担をしない/母親になること、父親になること/子どもは神様からの預かりもの/家族をあきらめない/家庭ってすてきなもの
第5章 世界で出会った「生命」たちの輝き
エチオピアで出会った孤児たち/カンボジアのサリー/エイズにかかった少女/トラウマを抱えた女性/ジェハンの笑顔/故郷を思う兵士の涙/背中から撃たれた母親/ハインちゃんとの再開/若い母親と赤ちゃん
第6章 今を生きるー生命の輝きをあなたと
被災地でみた人間の本当の心/生きているだけでありがたい/心が孤独な人たち/優しさの輪を広げる/歌に込めた、感謝の思い/愛と平和のメッセージ/魂は永遠に/私の夢/今、この瞬間を生きる/生命の輝きは永遠