内容説明
刑務所の民営化をめぐる現状と、その背景を深く理解したい人のために。PFI事業に関心を持つ自治体、企業関係者も必読。
目次
第1部 なぜPFI構想だったのか(刑事施設に対するPFI方式導入の経緯;刑事施設の民間化―行政法学的検討;過剰収容対策としてのPFI刑事施設)
第2部 PFI施設をどうみるか(刑務所完結主義と民営化;施設の基本構想と処遇上の問題点;電子タグによる監視と警備;アカウンタビリティとモニタリング;コミュニティとPFI刑務所;刑務所PFI事業における矯正処遇の展開)
第3部 PFI施設の今とこれから(座談会 日本版PFI刑務所について;民間企業と自治体は刑務所にどう関わったのか;日本版PFI刑務所をどう構想したか;受刑者とどう関わるべきか)