出版社内容情報
2つの国際法の交錯を理論と現実の両側面から分析し、個人の尊重と保護の確保に与える影響を明らかにするとともに、国際法秩序全体に与える意味合いを展望する。
I第1部
法の政治学とイラク侵攻―ステュワート・ゴードン
人道法と人権法の交錯と融合:重大な人権侵害事件における責任追及の道筋―北村泰三
9・11後の「対テロ戦争」における被抑留者の法的地位:相次ぐ虐待事件の背景にあるもの―新井 京
アドホック国際刑事裁判所とポスト冷戦時代の国際安全保障―二村まどか
東ティモール紛争後の現場から:東ティモール受容真実和解委員会の仕事―松野明久
国際難民法と大量難民:アフガニスタン難民の事例から―工藤正樹
第2部
2004年の国連の動き
条約委員会による2004年のアジア・太平洋地域国別人権状況審査
「国連10年」を成功させる:「人権教育のための国連10年」を例に
「先住民族の国際10年」の終結と第2次国際10年の展望
障害者の権利条約に関する第5回特別委員会を終えて
「国連持続可能な開発のための教育の10年」の開始
国連人権高等弁務官事務所の活動:成果と課題
資料1●女性差別撤廃委員会一般的勧告25
資料2●自由権規約委員会一般的意見31
資料3●人種差別撤廃委員会一般的勧告30
北京+10に向けて
第3部
「海外移住労働」と「人身売買」の狭間:フィリピ