出版社内容情報
行刑改革の波は、監獄法改正に結びつこうとしている。本書は、「行刑改革会議提言」と立法化の動きを検討して、監獄法改正の到達点とその道筋を示そうとするものである。
第一部 総論「21世紀の行政法」と行政改革会議提言の意義
第一章 行政改革会議提言の意義
第二部 各論 提言が触れているもの
第二章 既決被収容者処遇のあり方
第三章 行政運営の透明性の確保/人権救済のための制度整備
第四章 矯正医療のあり方(「被収容者の死因確定手続の適正さの確保」を含む)
第五章 職員の人権意識の改革
第六章 人的物的体制の整備
第三部 各論 提言が触れていないもの
第七章 仮釈放の現状と課題
第八章 PFI構想について
第九章 監獄法改正における未決拘禁の議論のあり方
第四部 緊急座談会 刑務所改革の到達点とゆくえ
「刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案」をめぐって
第五部 資料
行政改革会議
刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案
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