国際人権法と韓国の未来

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877982232
  • NDC分類 329.21
  • Cコード C3032

出版社内容情報

人権状況と国際人権法、イラク戦争と国際法、司法制度改革など3のテーマについて、韓国社会の状況と問題の捉え方を紹介するはじめての書。

国際人権と韓国の人権
「反人道的犯罪」――国際法的概念と国内への受容方法
韓国の難民認定制度の問題点と改善の方向性
実務的立場から見た国際人権法の直接適用
韓国人権の現地点――ニュ-ミレニアムを迎えて急を要する課題は何か
アメリカの対テロ戦争――国際法の立場から見たいくつかの問題
イラク戦争は侵略戦争であり、イラク派兵は憲法違反である
韓国の司法、第一の課題は「法曹一元化」である
韓国の司法改革は今
弁護士の自由と統制、その衝突の解決方法
私の家族史
「NO」と言える韓国人
国際人権法受講生に送る喝采
国際法教育の効果的な方法を考える

はしがき
 私が韓国と日本を行き来するなかで国際人権法を学ぶようになって、はや10年が過ぎようとしている。私のパスポートを何回も取り替えなければならなかったのも、日本の入国管理局からスタンプをあまりにもたくさん押してもらったからであろう。この間私は日本の弁護士に会い、学者および人権運動家にも会ってきた。彼らは皆、私にとっては先生であった。スポンジに水が染み込むように、彼らの話したこと、彼らの書いたことは私の頭の中に染み込んでいった。彼らからの刺激はとうとう私に国際人権法を学ぶために日本を越えアメリカやヨーロッパにまで出かけて行くようにさせ、そのおかげで私は今、国際的普遍性に基づいて人権を見るようになった。
 この10年間、韓国社会も大きく変わった。とくに人権分野は見違えるほど変貌した。そんななかで、国際人権法という分野は、ほんの10年前までは耳慣れない領域であったが、今では普通の人たちにも馴染みのある単語になった。韓国政府が国際人権規約に加入し、その履行のために国家人権機構(国家人権委員会)を設けるなど、制度的次元においてもより一層発展した。自由権規約の選択議定書に加入し、個人通報制度という新しい領域の人権保障白せざるをえない。このような限界のため、私の文は学問的な成果というよりは、実務的な感覚から問題提起した文である。
 韓国には私よりはるかに優れた研究者が大勢いる。その研究者たちの文も一日も早く日本に紹介され、専門的な研究者の間で活発な討論が展開されることを期待している。私のこの本がそのような機会を作るための一つの出発点になるならば、私としては望外の喜びである。
 本書の原稿は大部分韓国で筆者がすでに発表したものを、日本の読者のために少し手を加えたものである。弁護士として仕事をする傍ら研究している筆者の限界である。この本は主に国際人権法および国際法に関連した主題を取り扱っているが、それと直接関連のない文も一緒に載せた。筆者がこの10年にわたる日本の法律家との交流の経験から、日本の読者も関心を寄せてくれると思えるような原稿を選んでみた。司法改革に関連した文と、法律家たちに国際的視野を求めた文などがそれである。それから、エッセイスタイルの文もいくつか選んで入れてみた。それらは筆者の苦悩がこもっている文であるが、日本の読者がこれらの文を読んでどのような反応を見せるか、少し心配にもなる。本の全体を専門的な文で満たすこ

目次

国際人権と韓国の人権
「反人道的犯罪」―国際法的概念と国内への受容方法
韓国の難民認定制度の問題点と改善の方向性
実務的立場から見た国際人権法の直接適用
韓国人権の現地点―ニューミレニアムを迎えて急を要する課題は何か
アメリカの対テロ戦争―国際法の立場から見たいくつかの問題
イラク戦争は侵略戦争であり、イラク派兵は憲法違反である
韓国の司法、第一の課題は「法曹一元化」である
韓国の司法改革は今
弁護士の自由と統制、その衝突の解決方法
私の家族史
「NO」と言える韓国人
国際人権法受講生に送る喝采
国際法教育の効果的な方法を考える

著者等紹介

朴燦運[パクチャンウン]
1962年大韓民国にて生まれる。1984年韓国司法試験合格。1985年漢陽大学法学部卒業。1998年アメリカ・ノートルダム(Notre Dame)大学ロースクール国際人権法修士号取得ハーグ・旧ユーゴスラビア国際刑事法廷に研究員として勤務。2003年高麗大学博士課程(国際法)修了。1990年以来、弁護士として活動。主に弁護士会と「民主社会のための弁護士会(民弁)」で国際交流および国際連帯事業を担当し(ソウル地方弁護士会前渉外理事、民弁前国際連帯委員会委員長)、現在は大韓弁護士協会の人権委員会副委員長、民弁難民法律支援委員会委員長を務めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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