出版社内容情報
イラク派兵、北朝鮮脅威論、有事法制、テロ対策など自衛隊がどう関わっていくのか、また戦争を起こすアメリカと日本との関係等を、現場を知り尽くした著者が報告する。
・ 実戦化しつつある自衛隊
1 ハイテク導入の近接戦闘訓練
2 自衛隊VS米軍、実戦度徹底比較
3 実戦下の兵士と自衛隊、徹底比較
4 海上および航空自衛隊の実力
・ 戦争の現実──戦う生き方を選んだ男たち
1 戦友が死体となる瞬間
2 政治局員の孤独な戦い
3 国なんて信じない
4 サラエボを攻撃する指揮官の苦悩
5 優秀な指揮官の条件
・ アメリカはこうして戦争を起こす
1 コソボ紛争再燃の真実
2 NATO空爆の舞台裏
3 脚光を浴びない戦争
4 イラク戦争
・ 危機感を煽る論調のカラクリ
2 「北朝鮮脅威論」
3 北朝鮮を1人旅できた頃の思い出
・ 愚かな国は戦争をやらされる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
いくら形だけ揃えたとしても、実際の場に立ってみなければわからないことはたくさんある。戦闘のような実際の経験をすることが難しく、またしなくて済むのならばそのほうが良いものについては、実際に行ったことのある人たちのものを真似ることが大切になる。訓練で全てを理解することなどできないが、少しでも心構えがあれば効果はあるだろう。2014/06/07
ともくん
0
☆
全力ライオン
0
5章で構成されるが、戦地リポートである「2.戦場の現実」「3.アメリカはこうして戦争を起こす」が特に面白い。兵士やゲリラと行動を共にした著者の生々しい体験談。その舞台はチェチェン、ニカラグア、ボスニア・ヘルツェゴビナなど、あまり馴染みのない国ばかり。そんな見知らぬ土地に、放り込まれたような臨場感を読んでいて味わうことができる。2011/10/08