内容説明
島国日本で、私たち日本人が、その何千年もの歴史の中で、外国の影響を受けながらも、その風土で、もし、独自の文化を育んで来ているとしたら、そして又、それが、今、日本人の心の中に、行動の底に、知らず知らず脈打ち、息づいているとしたら、それは一体どのような様相をしているのであろうか?自らに問いながら、学ぶつもりで、いくつかのテーマを選び、各分野の識者にその世界を掘りおこしていただいたのが本書である。あらゆる国の人々に読んで頂きたいと願って和英対訳とした。
目次
日本の神々
日本における宗教
十七条憲法と和の精神
日本人の心に見る禅の思想
敗北に魅せられて
武士道の三つのタイプ
茶の湯―その形と心
古典芸能の心とかたち
日本の随筆
詩の伝統に見る日本のこころ
明治維新と日本人
宣教師たちのみた日本人