写らなかった戦後 ヒロシマの嘘

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写らなかった戦後 ヒロシマの嘘

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877981662
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

天皇と日本の原罪に気づき、カメラを武器に始めた孤独な闘い。原爆の無間地獄、広島の差別、右傾化する日本の正体を追及する。著者82歳にして初の、満身創痍の書下ろし。

二四〇秒しか写さなかったヒロシマ・・まえがきに代えて 


1.ピカドン、ある被爆家庭の崩壊二〇年の記録

中村杉松さん一家の崩壊/「わしの仇を討ってくださいや」/狂気の出漁/被爆から八年目の通院/舟の流失と病気の悪化/母親代わりの長女/生活保護台帳から/親子の確執/ポチとの別れ/病苦と貧苦の果てに、恐怖の傷痕/生活保護台帳を複写/精神病患者にされた原爆症/狂気の水彩画、断末魔の傷痕/果たした約束/僕も精神病院に入った/プロカメラマンになる決心/四面楚歌の再出発/中村杉松さんの死/ある匿名少女の記録


2.原爆に奪われた青春

ブラジルから来た被爆者、島原邦子さんの死
臨終の看護日誌/ブラジルの移民村/出会い/帰心/「もう一度生まれた街が見たい」/別れ

原爆乙女の祈り「私には強姦してくれる男もいないの」
八月六日が過ぎれば使い捨て/「あなただけは違う人だと信じていたわ」/バーバラ夫人とフレンドシップセンター

広島妻の訴え・・原爆孤児・野沢靖子さん(仮名)の少女時代
両親との別れ、そして孤立/不倫/「あなたの赤ちゃんを生ませて」/再度の妊娠/流産/原爆手日目の広島/始まったばかりの悲劇

虚構の平和都市誕生
無法地帯/原爆孤児と原爆孤老

被爆者はそれでも生きていた、三〇人の証言
原爆病院の人々/原爆流民/長崎の被爆者たち

天皇、慰霊碑「お立ち寄り」

原爆スラム、その差別の構造
基町の住人たち/差別/スラムの撤去/部落差別
ヒロシマの黒い霧、ABCCは何をしたか
モルモットにされた被爆者/「ABCCは日米友好のシンボルです」/解剖台/プレパラートになった被爆者/撮影の打ちきり

四〇万人の葬列

原原爆病院長の苦悩


6.広島西部第一〇部隊、僕の二等兵物語

生きて帰ってこいよ/リンチ、糞まみれの二等兵/逃亡兵の死/いじめと不条理の温床/敗戦の足音/飢餓と空襲の恐怖/井上隊の反乱/本土決戦、蛸壺壕のなかの恐怖/敗戦と復員


7.僕と天皇裕仁
軍国主義教育……狂気の青年時代
「天皇陛下バンザイ」/天皇ごっこ/「万世一系」への疑問/虚勢

敗戦と天皇の戦争責任
偶像/昭和天皇が受けた教育/憲法/天皇家の生活費

同級生の南京大虐殺
奪いつくし、焼きつ

内容説明

半世紀、25万枚の写真に映された戦後は、わずか1200秒。映像化できなかった原爆の無間地獄、広島の愚行、右傾化する日本の正体を追及する。日本に絶望し、カメラを捨て、62歳にして瀬戸内の無人島に入植し一人生きた著者が、この国の行く末を案じ、初めてペンを執った。82歳、満身創痍の書下ろし。戦争を忘れたすべての人たちに捧げる。

目次

1 ピカドン、ある被爆家庭の崩壊二〇年の記録
2 原爆に奪われた青春
3 四人の小頭症と被爆二世・昭男ちゃんの死
4 被爆二世たちの闘い
5 広島取材四〇年
6 広島西部第一〇部隊、僕の二等兵物語
7 僕と天皇裕仁
8 原爆と原発
9 カメラは歴史の証言者になれるか

著者等紹介

福島菊次郎[フクシマキクジロウ]
1921年、山口県下松市生まれ。1960年、上京、プロ写真家となる。原爆、政治社会、軍事、環境問題などがライフワーク。中近東、アラブ、ソビエトなどを長期取材。いかなる政党・セクトにも属さず。賞歴、カメラ誌ベストテン賞(1952~1954年)、山口県芸術文化奨励賞(1958年)、日本写真評論家賞特別賞(1960年)などを受賞。日本彫金作家ベストテンにランクされたこともあり、個展17回。1982年、自給自足の生活を目指し瀬戸内海の無人島に入植。1999年、山口県下関市に写真資料館を開館。2000年8月、同県柳井市に写真美術館開館
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感想・レビュー

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Miki Shimizu

2
ヒロシマの被爆者家族の撮影、自分の軍隊体験、天皇制について、日本の国に反対してるから、年金も生活保護も受け取らない!という信念の報道カメラマン。2015/04/19

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