テレビを審査する - 現場からのTVリテラシー

テレビを審査する - 現場からのTVリテラシー

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877981624
  • NDC分類 699
  • Cコード C0036

出版社内容情報

視聴率とCM、広告収入との関係、有事・事件報道やバラエティー番組など具体的に解き明かす。放送人向け実務書、一般人向け啓蒙書。教育現場でのメディアリテラシーにも。

Avant Titre・・現場からのテレビ・リテラシー論

第1部 視聴率とコマーシャル

 第1章 テレビ局は、なぜ視聴率に血眼になるのか・・「スポットCMに見る販売効率の計算式」
魅惑の視聴率/視聴率は番組を客観的に評価する「モノサシ」/視聴率は「悪」ではない/視聴率と営業収入の計算式/デジタル化と視聴率

 第2章 コマーシャルを考査する
放送適格性のチェックと自浄自律の精神/考査のための法・基準・ガイドライン/テレビは最強の広告媒体/視聴者の信頼と媒体価値の維持向上/消費者金融CMをめぐる「考査事情」と「営業事情」/消費者金融CMの現況と民放連の対応/消費者金融以外の主な考査対象業種/考査の対象となる広告表現

 COLUMN 「サブリミナル」をめぐるテレビ局対決の果ては、お役所からの大目玉


第2部 番組考査

 第1章 有事報道を考査する
北朝鮮報道における単一方向性への不安/日本のテレビは「有事」を経験していない/ラジオの戦争経験/中東のCNN「アルジャジーラ」の反対方向報道/「武力攻撃事態法案」に組み込まれた報道機関

 第2章 報道被害を考査する
なぜに無断でレンズを道陣の目の前で殺人事件が起きた/すべてのカットに「意志」がある/テレビジャーナリズムの特性と危うさ

 第3章 「記者リポート」の本質
スタンドアップ・リポート/ワイドショーのリポーターはなぜ歩きながらしゃべるのか

 COLUMN 秘湯の旅リポート「タオル巻きアナ」はかかり湯をしない?

 第4章 ヤラセの本質
伝説の「高校野球ヤラセ事件」││山口君は試合後にバットを振らされた/ヤラセの実体験││しし射ちの大ヤンは大猪に銃口を向けたが/フィクションとノンフィクションに明確な境界線はない/演出手法のグレーゾーン

 第5章 子どもとメディア・リテラシー・・「放送と青少年に関する委員会年次報告会」(二〇〇二年三月)発言メモから
テレビと青少年問題/こども番組審議会/地域におけるメディア・リテラシー活動

COLUMN 人権問題との出合い││「差別の心象風景」が今も

第4部 テレビ表現と法

 第1章 表現の自由と人格権
「公人」が「私人」に戻るのはいつか││元町長の前科報道に対する意外な司法判断/「表現の自由」は優越的地位にあるか/プライバシー侵害と表現・報道の自由による免責/和解


日本のテレビチェックの第一人者と言われる著者が明らかにした、テレビのからくり。

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