内容説明
「死にたいです」「何もかも、いやになりました」「こんなとき、セリさんなら、どうしますか?」私のもとには、365日、24時間、切羽詰まったそんな相談が届きます。それは、私が「死にたい当事者」だったから…。伝えたい言葉はたった3つだけ「つらかったですね」「そんなにつらいのに、連絡をくれて、ありがとう」「そして、今、生きてくれて、ありがとう」。かつては死ぬしかないと思っていたけど「そんなことなかったよ」の報告をかねて…。
目次
はじめに 「死にたい」気持ちと、どう向き合うか?
1章 私が、「相談する側」にいたときのこと―ひとりぼっちに差し伸べられた、見ず知らずの手(信じてくれる人を信じてみる;本当の親じゃなくても、愛はもらえる ほか)
2章 「死にたい気持ち」は悪いことじゃない(「死ぬことしか考えられない」―定期的に「死にたい」「消えたい」がやってくる女性;「死にたいという子どもに何ができるのか」―キレる娘を持つ父親 ほか)
3章 「生きやすくなる魔法」は実はシンプル(「自己肯定感が持てず、自分を愛せないのですが…」;「生きづらい人間同士の恋愛はやめたほうがいいのでしょうか?」 ほか)
4章 ひとりぼっちだった私へ ひとりぼっちのあなたへ(「死にたい」;そこで、提案です)
著者等紹介
咲セリ[サキセリ]
1979年生まれ。家族療法カウンセラー。生きづらさを抱えながら生きていたところを、不治の病を抱える猫と出会い、「命は生きているだけで愛おしい」というメッセージを受け取る。以来、NHK福祉番組に出演したり、全国で講演活動をしたり、新聞やNHK福祉サイトでコラムを連載したり、生きづらさと猫のノンフィクションを出版したりしている。2022年より、小説家としても活動の幅を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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