内容説明
2025年、団塊世代の皆様の高齢化により43万人の方の死に場所がないと推定されています。子や孫に一人ひとりが人生を最期プラスで終われる姿を見せることが、私たちが生まれ出た意味だと感じます。
目次
プロローグ やさしく慈愛に満ちていた父の死
夏 ヘルパーとして
秋 看取りの家―「なごみの里」
冬 母とともに
春 臨終
エピローグ 継承される命と死の文化
著者等紹介
柴田久美子[シバタクミコ]
島根県出雲市生まれ。日本マクドナルド(株)勤務を経てスパゲティー店を自営。平成5年より福岡の特別養護老人ホームの寮母を振り出しに、平成14年に病院のない600人の離島にて、看取りの家「なごみの里」を設立。本人の望む自然死で抱きしめて看取る実践を重ねる。平成22年に活動の拠点を本土に移し、現在は鳥取県米子市で在宅支援活動中。新たな終末期介護のモデルを作ろうとしている。また、全国各地に「死の文化」を伝えるために死を語る講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Ai
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身体に管をつけて苦しく延命するより、自然に逝きたいというのは、凄く共感できる。2015/09/17
レイチー
0
子どもたちに強制するのではなく、暮らしの中で自然に習慣としてみにつけて行くことが文化2014/10/02
りんふぁ
0
高齢者ではなく幸齢者。一字変わるだけで綺麗な響きになりますね。病院で最期を迎えるより、自宅で迎えるほうがお迎えに会える率が高いというのに驚きました。それだけ、心が安らかに旅立ちを受け入れているということなのかしら。祖母を自宅で看取れて、また手を握って見送れて良かったと改めて思えました。2014/09/04