内容説明
人間の大きな脳の最大の特性は知識力より適応力にある。環境が激変する２１世紀子育ての秘訣は、「知識」以上に「やる気」と「適応能力」を伸ばすことにある。
目次
１章 子どもをどのような人間に育てるのか（断ち切られる人の「きずな」；自己中心的な「成功」に追い立てられる子どもたち；新しい「きずな」をつくる ほか）
２章 「脳」を伸ばす子育て・「心」を生かす子育て（「管理」される子どもたち；ネズミをとらないネコ；妙に「頭のいい」親 ほか）
３章 「無条件の愛」が「信頼」を育てる（「人間」のゆりかごとしての家族；大人になること；権威主義の問題 ほか）
著者等紹介
吉田秀樹［ヨシダヒデキ］
１９４６年、石川県生まれ。５１年、父親が都立大学に赴任したのに伴い東京に移る。学生のころから学問の総合化に関心を抱き、法政大学経済学部卒業後、百科事典編集会社に就職。外資系出版社をへて８３年に独立。８６年から９０年にかけて小学生向きの科学書シリーズ『うごくかがく』（ほるぷ出版・全１０巻）を編集、執筆。その後も教科書、医学書などの編集や執筆を行うかたわら、子どもの文学作品や科学の本の執筆、翻訳なども手がける。環境問題にも関心が深く、環境にやさしい資源として注目される海洋深層水について『よくわかる海洋深層水』（コスモトゥーワン）などの著書もある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
