内容説明
19世紀末以降のアメリカ的行動原理が東アジアにおける国際政治舞台で台頭し、ドッジ・ラインの実施により、1950年代までには日本における戦後医療保険医療制度の外枠が定まったことを実証する。
目次
第1章 アメリカ的行動原理の台頭
第2章 ワシントン体制とコーポラティスト的枠組1(大企業)
第3章 ワシントン体制とコーポラティスト的枠組2(医師会)
第4章 地域ヘゲモニーと公益第一主義国家(国民健康保険)
第5章 地域ヘゲモニーと大東亜共栄圏(半国民皆保険)
第6章 国際社会からの隔離と百家争鳴(占領初期)
第7章 国際社会への復帰と均衡財政国家
エピローグ 日米同盟と均衡財政国家(国民皆保険)
著者等紹介
杉田米行[スギタヨネユキ]
1962年大阪生まれ。1999年University of Wisconsin‐Madisonから歴史学のPh.D.取得。現在:神戸女子短期大学教授。専門:アメリカ外交史と日本医療制度史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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