内容説明
遭難時には冷静沈着に行動することを要求し、退船の手順や救命胴衣の扱い方、筏を作って救助を待つ方法、水温の低い海での注意点など、さまざまなことが綴られる。…このマニュアルでは生きのびることに主眼を置いており、その方法を坦々と解説している。むしろ精神論とは反対の現実的な内容なのである。(「生存に重きを置いた指南書」より)。海上で遭難した場合にはどう行動すべきなのか―退船の手順や救命胴衣の扱い方、筏を作って救助を待つ方法、水温の低い海での注意点など、さまざまな対処法が綴られた緻密なマニュアル!昭和19年、教育総監部発行。
目次
輸送船遭難時における軍隊行動の参考 部外秘(昭和十九年四月 教育総監部)
参考資料
第1章 船舶輸送(上陸作戦講義録(昭和十二年度)
船舶輸送講義録(昭和十三年五月)
船舶輸送に於ける輸送指揮官服務の参考(昭和十六年十一月三日) ほか)
第2章 船舶部隊の戦訓(船舶部隊の教訓(昭和十八年九月十日)
対潜及遭難時動作の教訓(昭和十九年二月十六日)
船舶砲兵対潜戦闘の参考(昭和十九年三月十八日) ほか)
第3章 器材取扱法(船艇操縦教範(発動艇及艀舟の部)案(昭和十八年十一月一日)
索梯取扱法(昭和十九年五月二日)
救命胴衣(W型)取扱法(昭和十九年六月一日))
著者等紹介
佐山二郎[サヤマジロウ]
昭和22年、岡山市に生まれる。拓殖大学卒業。旧陸軍の兵器・器材を中心とした軍事技術史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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