内容説明
国際政治理論・中国政治論・東アジア国際政治史の角度から、中国の「大国外交」に内在する論理および外交政策の基盤となる内政上の諸課題、東アジアの大国の興亡の歴史的教訓を明らかにしようと試みる。
目次
はじめに:中国と国際秩序の行方
基調講演(中国が直面する新たな課題と可能性:国内的側面を重視した一分析;変動期の国際秩序と「中国の夢」:一極の時代から多極の時代へ)
第1部 21世紀におけるグローバル・アクター中国(新世紀におけるグローバル化趨勢下の中国外交の選択;グローバル・アクター中国の対外政策とマルチラテラリズム)
第2部 中国外交の国内政治社会基盤とガバナンス(現代中国外交における国内政治の根源;習近平政権における国内政治の諸動向と対外政策へのインプリケーション:「人民」統合の過程を中心にして)
第3部 中国の国際秩序観と歴史の教訓(中国とアメリカの国交樹立プロセスにおける台湾問題(1977~79):アメリカ外交文書に基づく考察
近代日本外交における「学習」をめぐって)
北京大学国際関係学院との座談会「大国中国:国家主権と国際社会における責任」(2014年9月8日)
インタビュー記録
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