内容説明
東アジアのリージョナリズムの展望は、市民社会および民主主義の成熟こそが保障する。戦前この地域に対して「権力的地域統合」を押しつけた経験のある日本はそのモデルを提供する義務がある。
目次
第1章 開発経済論における主要な論点
第2章 「東アジアの奇跡」と「輸出指向工業化」
第3章 国家資本主義と「キャッチ・アップ型工業化」
第4章 「東アジアモデル」の歴史的検証―韓国のケース
第5章 国家資本主義と「社会主義市場経済」
第6章 東アジアの「局地経済圏」と北東アジア
第7章 「グローバリズム」と「リージョナリズム」
著者等紹介
坂田幹男[サカタミキオ]
1949年山口県生まれ。1980年大阪市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。東亜大学経営学部講師・助教授、福井県立大学経済学部助教授・教授を経て、福井県立大学副学長。経済学博士。中国吉林大学東北亜研究院客員教授(1995年7月~)。北東アジア学会会長(2008年10月~)。専門、開発経済論、アジア経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。