内容説明
冷戦後「唯一の超大国」となったアメリカをわれわれはどう理解すればよいのか。国際システム、二国間関係、国内政治過程に注目し、政治学者、国際法学者、地域研究者が複雑なアメリカ政治外交を解剖する書。
目次
第1部 国際システムにおけるアメリカ(国際政治におけるアメリカの位置―アメリカ『帝国』をめぐって;不安の「帝国」アメリカの悩める安全保障―9.11以後 ほか)
第2部 アメリカと主要国・地域―アンビバレンスの動態(中国から見たアメリカ―冷戦後におけるアンビバレンスの構造;ロシア人のアメリカ観と米露関係 ほか)
第3部 アメリカの国内政治過程と国際関係(アメリカの環境政策をめぐる政治;アメリカと移民―連邦議会の政策を中心に ほか)
第4部 日米関係(ディスコースとしての日米同盟―日本における安全保障とナショナルプライドの相克)