内容説明
越境する近代という視点から、国際関係論におけるヘゲモニー概念(「覇権」概念)を批判的に検討することで、近代社会科学と現代政治、そして人間の在りようを考える。
目次
序 問題関心の所在
第1章 国際的ヘゲモニーの論理
第2章 世界的ヘゲモニーの論理
第3章 「担い手―全体化」の問題設定
第4章 国際関係論における全体性への意志
第5章 問題化と抵抗―二重の戦略
結 異議とは何か
著者等紹介
野崎孝弘[ノザキタカヒロ]
1994年3月、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1997年、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2003年、早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、中部大学国際関係学部専任講師。専攻は国際政治学、特に国際政治理論、「人間の安全保障」論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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