内容説明
本書刊行の狙いは、視座を転換し、租税を法文化として捉え直し、租税の歴史の深層に入り込むことによって問題の根源を浮上させ、21世紀の租税の姿を描くべく法学の新しい地平を開拓することである。
目次
序 法文化としての租税―福沢諭吉の酒税論につなげて
第1章 ビザンツ帝国の徴税実務と修道院―修道院文書に見られる税の査定と特権構造
第2章 「戦争が戦争を養う」―軍税と近世ヨーロッパ
第3章 戦後税務行政の形成とGHQ―ハロルド・モス氏の貢献
第4章 勝てない税金裁判とその変化
第5章 現代中国における租税文化と租税犯罪
第6章 消費課税と租税文化―売上税法起草者ポーピッツの理論とその展開
著者等紹介
森征一[モリセイイチ]
慶応義塾大学法学部教授
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