内容説明
駐ソ・駐英・駐華大使、外務大臣などの要職を歴任した重光が、1937年から1946年までの10年間にまとめた「外交意見書」を刊行。日中戦争、第二次世界大戦勃発時に駐ソ大使、駐英大使の任にあった重光が、いかに情勢判断をし、戦局を見通していたか。
目次
第1部 欧洲の政局と蘇聯(欧洲の政局―之に対する帝国の地位(昭和十二年三月一日記)
欧洲の形勢(補足)(昭和十二年四月一日)
欧洲の政局 補足第二(昭和十二年五月十日記)
「スターリン」革命(昭和十二年七月上旬稿)
赤露と世界(昭和十二年十一月十五日記)
赤露と欧洲の動揺(昭和十三年三月一日)
赤露と欧洲の動揺補足(昭和十三年四月一日)
赤露と欧洲の動揺補足2(昭和十三円五月一日)
「ボルセヴィキー」の変遷と基本質(未定稿)(昭和十三年五月一日))
第2部 欧洲戦争と東亜―自昭和十三年(一九三八)年十月至昭和十六年(一九四一)年六月(東亜に於ける平和機構(昭和十四年七月十五日)
欧洲政局(昭和十四年八月一日)
欧洲戦争と外交戦(昭和十五年八月十五日記)
世界の新秩序(昭和十五年九月一日))
著者等紹介
武田知己[タケダトモキ]
1970(昭和45)年、福島県生まれ。上智大学文学部英文科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程退学。東京都立大学法学部助手、日本学術振興会特別研究員(政策研究大学院大学)、大東文化大学法学部専任講師を経て、大東文化大学法学部准教授。日本政治外交史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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