初期天皇后妃の謎―欠史八代、失われた伝承の復元

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877716097
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0095

内容説明

神武天皇と崇神天皇の間、事績の伝わっていない八人の天皇の時代は「欠史八代」と呼ばれている。綏靖・安寧・懿徳・孝昭・孝安・孝霊・孝元・開化、これらの天皇の周辺を理解する鍵は「母・后妃」にある。アイヌ語と母系名称相承、この二つのツールを使って古代史の謎に迫る。

目次

イザナギ・イザナミから神武天皇までの時代
出典ごとに異なる初期天皇后妃、はたして、その原像は?
各論―アイヌ語と母系名称相承をツールに『記紀』『風土記』を読む
出雲系譜―古代の母系社会を探る
分子人類学のその後
『縄文語の発見』に寄せて
アイヌ語基礎語彙への提言

著者等紹介

大山元[オオヤマゲン]
1940年生まれ。通信工学を学んだものの、仕事はずっと英語を使った国際業務。30年程前から日本語の起源に興味を持ち、関連図書を読み漁る。1995年、フリーになり、翻訳で生計を立てながら、『記紀』『風土記』を読み直し、『大隅国風土記』と村山七郎に刺激を受けてアイヌ語の独習を始める。次いで、インターネット上で、不思議にもアイヌ語で解読できる『記紀』『風土記』の記事の数々を発表し始め、現在300篇近い小論をあげている。ミトコンドリアDNAの研究成果などがアイヌと縄文人の遺伝的近縁さを示していることから、アイヌ語が縄文語の後裔言語である、という仮説がこの不思議を解く鍵であることに気がついた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品