出版社内容情報
あなたの金融口座を国家が奪うとき。
内容説明
日本人が知っておくべき、最悪のシナリオ!預金封鎖の歴史から私たちは何を学ぶべきか?
目次
第1部 浮かれた人々(国が国民の命と財産を奪うとき;日本で起こる前代未聞の5つの出来事;国債のデフォルト(債務不履行)は、どの国でも起こりうる)
第2部 宙吊り状態(刷られすぎたドル;インフレバスターとしての「金」)
第3部 苦しみの後(クラッシュはいつ、どのように訪れるのか;ファイナル・クラッシュ;各国の預金封鎖)
著者等紹介
石角完爾[イシズミカンジ]
京都大学在学中に国家公務員上級試験、司法試験に合格。同大学を主席で卒業後、通商産業省(現・経済産業省)を経て弁護士に。ハーバード大学ロースクール修士号取得、ペンシルバニア大学証券法修士課程修了。1978年ハーバード大学法学校博士課程合格。ニューヨーク、ウォールストリートの法律事務所シャーマン・アンド・スターリングを経て、現在、東京の千代田国際経営法律事務所所長、代表弁護士。ベルリンのレイドン・イシズミ法律事務所代表。国際弁護士としてアメリカ、ヨーロッパを中心にM&Aのサポートなどで数多くの実績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
グーテンベルク
4
ユダヤ教に改心した国際弁護士が、独自の情報を元に、日米国債のデフォルトを警告し、来たるべきファイナルクラッシュに備える術を伝授した本。ファイナルクラッシュが、いつ訪れるかは誰にも予想はできないが、パラダイムシフトは避けられない。米中の経済的関係も勉強になったし、日本の財政が危機的状況にあり、銀行預金が突然引き出せなくなるという状況は起こりうる。世界経済を動かすマネーは実態の無い虚構のマネーであり、負債やデリバティブで膨らんだ分がやがては消滅するのは必然的。資源重視、倹約が理想となる社会が訪れることを祈る2016/04/24
ハパナ
4
過去の歴史とスポット情報、そして~らしいという内容が殆どです。 資料となる情報も時系列で推移が分かるように提示されていないので、本質的な基礎情報の乏しい身としては、”そうなんだ”程度でしか読み取れないと思いました。情報に通じた方からすれば、説得力のある内容なのだろうか。本文には全く関係無いが、著者のプロフィールに驚きました。2007年ユダヤ人となると書いてありますが、日系ユダヤ人になのかユダヤ系日本人なるのかどちらなんだろう。2016/01/29
ぺーはーせぶん
1
https://share.smartnews.com/2qMUh フストーリー通り、ァイナルフラッシュ間近か。。 今何ができるか、2024に向けて何ができるか。。それを検討するために歴史を撫でる本書を拝読。石角完爾さんの歴史認識歴史感は好き。面白かった。 読了後、やりたいのは日本国債のショート>円売り。コモディティ関連>AIIB関連、を少し積立。2022/11/20
Yoritoku Nakagawa
1
著者の思想的な背景が原因なのか、各所で論理矛盾を起こしていたり、どうにも納得できないところが多い。2020/05/09
てんてん
0
なかなかに現実感がない内容ですが、日本の現状を見ている限り、財政破綻は免れないでしょうね。いくつかの経済史、金融史の裏側が(確たる証拠がないものも多いのですが)垣間見られて合点がいくところも多々あります。最近の銀行封鎖が起きた国々で政府がどんなふうに手を打ってきたかは大変参考になりました。信じるかどうかはおいておいて読む価値のある本だと思います。2017/09/14