内容説明
なぜ、ビル・ゲイツは11兆円もの寄付を決めたのか!その謎を解く一冊が本書である。実は、100年も前に、富の大部分を2500以上の図書館建設に費やした企業家がいたのだ。彼が最も尊敬している19世紀の鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーその人である。
目次
実業家への道
1 富の福音(富はこうして活かせ;富を社会に還元する最良の方法)
2 富に対する誤解
3 量産品を安価で販売せよ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よーこ
7
影響を受ける人も多いというこの本。ビル・ゲイツが本書を読んだことでも有名になった。鋼鉄王・カーネギーの半生と、富に対する考え方を書いている。「自分が何がしたいか」など選べず、「自分に何ができるのか」。そこが仕事としてのスタートで、給料も週給1ドル20セントだったにも関わらず、結果として鋼鉄王と言われるまでに登り詰めた、その強さと先見の明に感嘆するばかりだった。2015/07/07
じゃがりこ
3
富って何だろう?貧しいって何だろう?とシンプルに考えられる本⭐ 2015/09/09
てちてちて
3
鉄鋼王アンドリューカーネギーによる富める者の使命とは何かを記した名著。世の中がより良い社会になっていくためには、個人の努力・改善、個人間・企業間の競争などの資本主義、個人主義がベースである必要があると説いている。自分自信もタイトルから勘違いしていたが、どうすれば富豪や成功者になれるかを記した本ではない。「思考は現実化する」のナポレオン・ヒルを導いたとされるカーネギーの経験や思考を知るのに適している。速聴CDは脳の活性化に役立つと信じて聞いています。2016/06/26
ak
1
貧富の差は社会を豊かにする。富めるものの義務は然るべき投資先を見つけて投資してから死ぬこと。2024/07/13
のそ
1
最初の自伝の章(実業家への道)が面白かった。スコットランドからアメリカに渡り、貧しい生活でも家族が団結し 乗り越えたことや、少年のころから働き成功を追いかけ、ついには富豪になるまでの経緯が書かれている。 特に見習いたいところはカーネギーが転職したさいに、賃金のことではなく勉強の時間をとることを一番に考えていたこと。解説がついてる為読みやすかった。CDも今度聞いてみようと思う。2018/08/22