出版社内容情報
星の文人、あるいは天文文筆家として知られる野尻抱影。
彼は、自らを天文学のアマチュアと称しながら天文学の魅力、星空のロマンを子供達にも分かり易く語り続けた。この魅力にひかれて天文ファンになった若者は多く、抱影の膨大な著作がなければ現在のような天文アマチュアの裾野の広がりはありえなかったといわれている。また、抱影は、太陽系の最後の惑星「冥王星」の命名者としても知られ、日本の星の和名の収集に情熱を注いできた。本作は、映像化が難しいといわれた星の世界を特殊撮影で捉え、その魅力的な映像と共に抱影が生涯残した「ことば」を出来るだけ忠実に綴り、星空の魅力を語ることに生涯をかけた類なる文人を浮き彫りにしていく。
総合監修／紀田順一郎 監修／原 惠 演出／佐藤真 ナレーター／小沢昭一 製作／株式会社 ポルケ
企画・発行／株式会社 紀伊國屋書店
２００２年／／￥２５，０００／４８分／ＶＨＳ／カラー／ステレオ
