内容説明
「個人」にならなきゃ始まらない。「ネオコンの野望」「トランスジハーディスト」「68年革命」「共喰い社会」…世界と世間を彷徨し、内心をみつめた記者の、結論。「わたしのことはわたしが決める」。
目次
凍えた地下鉄の中で
ムハンマドが消えた
三大妖怪が徘徊する世界
鎮魂歌すら聞こえなかった
陳腐な物語の再演
フェニキア商人の末裔
新保守革命の罠
薄っぺらさの不気味
言葉が朽ち果てた日
差別の墓穴を掘る人々
「トランス」―無謀な再生
防人たちの惨劇
物語なんていらない
叛乱への招請状
著者等紹介
田原牧[タハラマキ]
1962年生まれ。東京新聞(中日新聞東京本社)記者。紙面では戸籍名で執筆。91年に湾岸戦争、94年にルワンダ内戦・難民問題を取材する。95年からカイロ・アメリカン大学に留学し、2000年までカイロ特派員。現在、同志社大一神教学際研究センター(CISMOR)客員研究員、日本アラブ協会発行・季刊『アラブ』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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