出版社内容情報
小児医療の進歩にともない医療的ケア児や重症児も増加しています。成人患者の緩和ケアやACPは認知されつつあるものの、こどもや家族に対する支援はこれからなのかもしれません。「症状緩和」「意思決定支援」「Well-beingを支える」「こどもホスピス」「メンタルヘルスケア」など、本書には小児緩和ケアを考える臨床家の気づきが述べられています。
【目次】
第1部:小児緩和ケアとは?
1章 緩和ケアとこどもホスピスの始まり:シシリーとヘレンの物語
2章 こどもと話し合う:認知発達、精神年齢に基づく対話
3章 家族を支える:心的外傷ストレスの認識と心のケア
4章 緩和ケアチーム:チームでの旅を可能とするために必要なこと
5章 アドバンス・ケアとグリーフケア:家族に寄り添う時間
第2部:緩和ケアの実践:セッティングごとの適応
6章 小児集中治療室(PICU):限られた時間の中で各種対応を考える
7章 循環器集中治療室(CICU):重症心疾患の患児と家族のためにできること
8章 新生児集中治療室(NICU):重症児を抱える家族の希望をつなぐ支援
9章 外来・通所施設:緩和ケアの介入時期と評価とその種類
第3部:みんなで支える:多職種相互連携
10章 こどもホスピス・在宅ホスピスケア:こどもと家族に穏やかな時間を提供する休息支援
11章 多職種相互連携で行う小児緩和ケア:専門研修プログラム
12章 わが国における小児緩和ケア:これまでとこれから
●各章末にクロストークコーナー
●コラム一覧
自分たちだけで育てなくてよいのです / わが子を亡くす親の絶望に思いを寄せる / ヒポクラテスの誓い(First, do no harm) / ナタリア,命の贈り物 / 家族の入院付き添いを支える民間活動と指摘される課題 / 小児がん患者がコロナに罹患して死にゆく時 / 医療チーム全員で見守る / 小児患者の家族を「教育者」として研修に参加してもらう
内容説明
小児医療の進歩にともない医療的ケア児や重症児も増加しています。成人患者の緩和ケアやACPは認知されつつあるものの、こどもや家族に対する支援はこれからなのかもしれません。症状緩和、意思決定支援、Well‐beingを支える、こどもホスピス、メンタルヘルスケア。本書には、小児緩和ケアを考える臨床家の気づきが述べられています。
目次
第1部 小児緩和ケアとは?(緩和ケアとこどもホスピスの始まり:シシリーとヘレンの物語;こどもと話し合う:認知発達、精神年齢に基づく対話;家族を支える:心的外傷ストレスの認識と心のケア;緩和ケアチーム:チームでの旅を可能とするために必要;アドバンス・ケアとグリーフケア:家族に寄り添う時間)
第2部 緩和ケアの実践:セッティングごとの適応(小児集中治療室(PICU):限られた時間の中で各種対応を考える
循環器集中治療室(CICU):重症心疾患の患児と家族のためにできること
新生児集中治療室(NICU):重症児を抱える家族の希望をつなぐ支援
外来・通所施設:緩和ケアの介入次期と評価とその種類)
第3部 みんなで支える:多職種相互連携(こどもホスピス・在宅ホスピスケア:こどもと家族に穏やかな時間を提供する休息支援;多職種相互連携で行う小児緩和ケア:専門研修プログラム;わが国における小児緩和ケア:これまでとこれから)
著者等紹介
佐々木潤[ササキジュン]
ボストン小児病院循環器集中治療室/ハーバード大学医学部 助教授。2005年東京医科歯科大学(現 東京科学大学)医学部卒業、08年ロングアイランド大学病院小児科レジデント、09年エルムハースト病院小児科チーフレジデント、10年マイアミ小児病院小児集中フェロー、14年ニクラウス小児病院等を経て、22年より現職
余谷暢之[ヨタニノブユキ]
国立成育医療研究センター総合診療部緩和ケア科診療部長。2004年大阪市立大学医学部卒業、14年同大学院博士課程(公衆衛生学)修了。初期研修後、06年より国立成育医療研究センターで小児科専門研修を行い、その後、スタッフとして救急、総合診療に従事。14年より神戸大学医学部附属病院緩和ケアチームで成人の緩和ケアに携わる。17年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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