内容説明
平成11年1月、藤前干潟は残った。そのとき就任2年目の名古屋市長は、17年間に渡り粛々と続いていた公共事業の中止をいかに決断したか。そして、名古屋市民にふりかかった、ごみ減量大作戦は…。
目次
序章 藤前干潟埋立断念
第1章 ゴールを目前にして
第2章 動き始めたごみ施策
第3章 藤前干潟埋立断念へ―十七年間の計画が二ヶ月でひっくり返る
第4章 ごみ非常事態宣言
第5章 新たな処分場確保への模索
第6章 新資源収集―名古屋の熱い夏
第7章 ごみ市長の情報公開
第8章 循環型社会、ゼロミッション型社会をめざして
著者等紹介
松原武久[マツバラタケヒサ]
昭和12年1月26日愛知県尾張旭市に生まれる。東海中学・高校をへて、愛知学芸大学(現愛知教育大学)を卒業。昭和35年より守山東中学校教諭。丸の内中学校教頭、大森中学校校長、教育委員会学校教育部長、教育委員会教育長などを歴任。平成9年4月に名古屋市長に初当選。平成13年4月に再任。国際環境自治体協議会(ICLEI)理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。