内容説明
介護疲れで心中をする、時に老いた親を虐待する、やむなく拘束する、一人暮らしで孤独に死んでいく、徘徊をして事故にあう…。誰もがこうした現実に向き合って生きていかねばならない。すべては「ひとごとではなく自分の問題」ととらえることから第一歩が始まる。日本の高齢化社会をどう築いていくか。
目次
1 「利用者さんに救われています」―福岡発 数少ない助産婦出身のケアマネ
2 「薬局の存在価値を示したい」―名古屋発 薬剤師がケアマネになった!
3 「現場が大好き」―淡路発 訪問看護ステーションでケアマネと看護婦を両立
4 「仕事は皆縁ですから」―金沢発 施設のケアマネは何をするのか?
5 「福祉の仕事はまちづくり」―埼玉発 社協は民間事業者の敵?
6 「介護保険はあくまで自立支援のため」―神戸発 地図に載っていない街
7 医師会理事に聞く―介護・福祉における医師の役割
8 ケアマネと介護保険
著者等紹介
植田美津江[ウエダミツエ]
医学ジャーナリスト。1958年10月10日福岡県生まれ。名古屋市立大学看護学校第一科卒業後、名古屋市立大学病院勤務。1987年愛知県立総合看護学院保健学科卒業。1988年より(財)愛知診断技術振興財団勤務。1991年より愛知医科大学医学部公衆衛生学教室研究員。1997年名城大学法学部卒業。2000年東洋英和女学院大学大学院修了(社会科学修士)。愛知医科大学医学部大学院研究生(在籍中)。現在、(財)愛知診断技術振興財団理事・研究所長。研究領域は、大腸がん、胃がん、糖尿病、骨粗鬆症の予防及び早期発見、エイズその他のSTDやカウンセリング、喫煙対策などの健康教育、公衆衛生学、医療経済学。日本癌学会、日本消化器集団検診学会、日本感染病学会、日本糖尿病学会、日本エイズ学会等所属。日本思春期学会理事
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