内容説明
彼らの夢、苦悩、研鑽、そして獲得する力。
目次
その日、六人がいた/鉄砲伝来・偶然のドラマ―その時、一五四三年(天文一二)八月二五日
織田信長・勝利の方程式/真説・長篠合戦―その時、一五七五年(天正三)五月二一日午前六時
敵は本能寺にあり/光秀はなぜ主君・信長を裏切ったのか―その時、一五八二年(天正一〇)六月二日未明
坂本龍馬幕末の日本を動かす/薩長同盟成立の時―その時、一八六六年(慶応二)一月二一日
ダルマ大臣・高橋是清経済危機と格闘す―その時、一九二七年(昭和二)・一九三二年(昭和七)・一九三六年(昭和一一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aika
16
高橋是清さんがアメリカで奴隷として売られたり、芸妓さんの三味線持ちをしたりと、40代目前まで大変なご苦労をされていたことを初めて知りました。幾多の恐慌を乗り越えた華麗なる功績の裏に、こうした様々な人生経験を経ることで得た人間力そして人間性があるのだと感銘を受けました。他にも、信長の長篠の戦いでは鉄砲が有名ですが、実際には信長の緻密な戦略が勝因であるとか、鉄砲伝来の時の時堯のエピソードや、信長と光秀の確執の考察など、どれも興味深かったです。2015/02/05
あんさん
2
いざという時や、事に当たっての瞬発力、肚の据わり方がすごい。鉄砲伝来、長篠合戦、本能寺の変、薩長同盟、高橋是清2020/12/12
パペイ
1
火縄銃が日本に広まった過程には携わった人々の技術に対しての執念に近いものを感じた。ネジの技術を知るために、娘を異国に差し出した職人もいたようだ。 高橋是清は、様々な職を転々とするなかで経済感覚を身につけていく。最後まで予算を軍費に回すことを反対し、結果としては2.26事件で暗殺された。国民の痛みを共にするために、自身は大好きなたばこをやめたそうだ。2022/11/26
dyudyu
1
歴史音痴にはちょうどいい。高橋是清、良かったな〜。いろいろ読んでみたくなってきた。2014/12/25
まままま
1
鉄砲伝来の章がよかった★砂浜での筆談や、鉄砲は殺人の道具かもしれないけど戦乱の世を終わらせたという言葉も★