月とあざらし

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月とあざらし

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  • サイズ A4判/高さ 31cm
  • 商品コード 9784877521677
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

著者等紹介

小川未明[オガワミメイ]
1882年~1961年。上越市に生まれる。『赤い蝋燭と人魚』、『金の輪』等、美しくも哀しい、情感豊かな物語は、現在も読み継がれ、多くの人に愛されている

古志野実[コシノミノル]
1949年~2014年。島根県に生まれる。力強く大胆なタッチ、多様な表現力で様々な作品を描く。20代に安来、松江、30才以降、原宿、銀座にて個展開催。作品にアニメーション「月とあざらし」「殿さまの茶わん」「負傷した線路と月」等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

71
深い悲しみを抱えて生きている人に出会うとき、私なら何と声をかけるだろう。通りすがりの風のように、私たちは自分の歩みを止めることはできないが、悲嘆にくれるその人に慰めの言葉くらいは掛けるだろうか。あるいは、その人を横目にただ吹き抜けていくだろうか。生き別れになった子を思う母親のアザラシの姿に涙するのは、理不尽な悲しみや苦しみを抱える人の姿を、私がそこに重ねたからなのだろう。風と違い月はある約束をし、アザラシの悲しみを背負いながら旅を続けたのだ。約束は守られるか。文章の魂をつかみ取った絵にも心が震えた。2020/06/09

ちえ

47
いなくなった子どもを思う母アザラシの気持ち、辛さ、さびしさ。アザラシの苦しみをきいた月の葛藤。母アザラシに「どこかに生きながら」の子猫を思う母猫を思い出したが、この本では黙ってしまった月の心の内をより思わされた。苦しむ相手へ求めるものや答を示せないことは辛い…それでも心に掛け続ける事…。言葉に出来ないが、自分が問われているような気持ちにもなる。厳しい北の海を描いた絵が小川未明の文章と一体となっている。もとはアニメーションとして作られたものを絵本にしたらしい。2019/09/29

まさ

34
鉛色の世界の中で途方に暮れる1匹のアザラシ。北方の冬の荒々しくも静かな時間が小川未明さんの言葉と古志野実さんの絵で描かれていた。最愛の子を探す術がない状況に、それを見た者はどう声をかけるのか。どうにもならないとわかっていても寄り添うことはできる。太鼓はその寄り添い方の1つなのだろう。2020/07/05

とよぽん

33
読友さんの感想を読んで。小川未明の童話だが、絵の方に強く惹かれた。行方不明になった我が子を思って、あざらしは悲嘆にくれる。風に頼んでも知らせはなく、月がなぐさめる。だが、あの結末はどうも受け入れがたい。なぜ太鼓?2020/06/15

ヒラP@ehon.gohon

18
いなくなった子どものことを待ち続ける親アザラシの心が、痛いほど響いてくるお話です。 多分母親なのでしょうか、息子の帰りをじっと待ち続ける姿と、極地の荒々しい気候が痛烈に描かれています。 ですが、可哀想に思った月の行為があまりよく理解できませんでした。 気休めのような太鼓を親アザラシはどうしたのでしょうか。 結局帰ってこない子どもをあきらめて、ただただ悲しみ続けるばかりなのでしょうか。2018/06/04

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