内容説明
あのひとに逢いにいく首都圏のお墓散策ガイド。明治から平成まで、さまざまな分野で活躍した女性たちの墓を訪ね、その生き方、足跡を偲ぶ。巻末に資料編「足を伸ばして」付―都内の主要霊園に眠る女性40人の横顔を紹介。
目次
「塵の中」の生活で文学の本質をつかむ―樋口一葉
時代の知性と理性を代表する明治の女―与謝野晶子・大塚楠緒子
三つの瘤をもった誇り高き駱駝―岡本かの子
苦しきことのみ多かりき―林芙美子
小豆島の風土に育まれた優しさ、つよさ―壷井栄
賢く、自由で、だからこそ孤独―有吉佐和子
突然あらわれて、ほとんど名人―向田邦子
ブルースの魂に満たちユーモア感覚―干刈あがた
私なんだか死なないような気がするんです―宇野千代
医師は男の専業にあらず―荻野吟子〔ほか〕