内容説明
芸術精神の発露は捨て身の跳躍にある。ゲーテ、ヘルダーリン、ニーチェ、ツェラーン―18世紀から現代に至る詩人=思想家の内的論理を探求し、言葉と音楽、内面と外界、生活と表現を飛躍させつつ結ぶ“魂の形式”を明かす。創造のパッションに肉迫する論考!
目次
「プロメテウス」と「人間の限界」―ゲーテ詩の一断面
ドイツ古典主義の隘路―ゲーテの詩「ガニュメート」
ゲーテと音楽
書簡に見る詩心―ヘルダーリン
危機の詩人ヘルダーリン
ニーチェにおけるヘルダーリン受容
マックス・コメレルの詩論
パウル・ツェラーンの「子午線」
晩年スタイル―アドルノをめぐって
著者等紹介
平野篤司[ヒラノアツシ]
1949年東京生まれ。東京大学大学院修士課程(独語独文学専攻)修了。東京外国語大学教授、ウィーン大学客員教授などを経て、成城大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。