感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
14
還暦を迎えてから小説を書き始めた著者の3編。妻と一緒にあの世にいこうと幽霊になって待っていたのに目を離した隙に置いていかれて途方にくれる権左衛門の話。中1の少女が余命宣告をされた大好きな叔母と最後の時間を過ごす話。人と話せる特殊能力を持つ特命警察犬プリンスの話。どれもほっこりするお話です。2018/12/14
風花 kazahana
6
あとがきを読んでみると 六十の還暦を迎えるのに なにか新しいことを始めたいと思っていたら ある日目の前に様々な情景が しかも何日も同じものが浮かんできて それから小説を書き始めたそうです。私にもそんな奇跡が降ってこないかな〜。短編が3作入っていますが 人と話ができるパピヨンが事件を解決する話しは面白く こんな感じのシリーズものがあってもいいかなと思いました。札幌出身の方なので地名が馴染みのあるものばかりだったので 親近感ありました。大人の童話集みたいな一冊でした。2023/06/03
おかめ
2
心温まる3編。幽霊となって様々な方面で活躍する権左衛門さん。大好きな叔母の生と死を見つめる少女。人間と会話できるパピヨンちゃん。やっぱ、ワンコは脳内映像化してしまうなぁ。2018/08/19
ハル
0
札幌出身の作家による短編集。なんと還暦から書いたとは驚いた。3話はそれぞれに面白かったが、会話が出来る北海道警察特命捜査犬プリンスの活躍は続編を読んでみたい。2018/11/05