出版社内容情報
妖怪がどうやって生まれたのか。
闇夜に動物を見た人間の心が妖怪を作ったのか。答えは本書で。
例えば、ふんどしが進化して一反木綿になり、冬眠中のヤマネが小玉鼠になった。
進化の視点で妖怪の正体を解き明かしていく、丸山ワールドの妖怪Book!! 登場。
内容説明
昔の日本を知れば、妖怪の進化がわかる!『ざんねんないきもの事典』や『わけあって絶滅しました。』の著者が書いた妖怪の本!妖怪はどうしてこんな姿になったの?かれらが生まれた当時の環境から解き明かします。
目次
第1章 ざんねんな妖怪(八岐大蛇;小豆あらい ほか)
第2章 せつない妖怪(玉藻前;山姥 ほか)
第3章 わけありな妖怪(以津真天;神社姫 ほか)
第4章 いまさらな妖怪(人魚;鎌鼬 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
98
全文ルビ付きだったから子供向けらしい。 知らない妖怪も少々。くたべ、神社姫(これはどう見てもリュウグウノツカイ)、小玉鼠(ヤマネぽい)、など2024/09/21
nemuo
1
「わけあって絶滅しました」の著者が書いた妖怪の本。子供向けだが予想外に良かった。結構イラストがリアルと言うか怖いので子供に見せるときは注意。成り立ちが通説、俗説や関連妖怪と合わせて紹介されているのでとても分かりやすい。因みにコロナで有名になった「アマビエ」はたぶん「アマビコ」の間違い起源だよね。語り継ぐことで生まれ、進化していく妖怪は、現代は住みにくい。日本の文化として残していきたいものだ。2024/11/02
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- 和書
- 吉祥天女 小学館文庫