内容説明
稀有な意志と才能とによって革命の文学を追求し続けた作家、大西巨人。二〇世紀文学の達成『神聖喜劇』の作者の創作の源泉と展開とを、四年間に及ぶ蔵書調査を踏まえて考察する、初の論集。
目次
1 大西巨人の現在―さまざまな眺め(一編集者から見た大西巨人―『神聖喜劇』と光文社の関わり;『神聖喜劇』を上演するために ほか)
2 革命的知性の小宇宙―大西巨人の蔵書の世界(大西巨人蔵書―調査の経過と蔵書の概要;大西巨人主要蔵書解題)
3 享受と創造―大西巨人をめぐる考察(同時代の小説を「読む」大西巨人;大衆社会下における芸術の大衆化をめぐって―記録芸術の会における芸術/資本/政治の関係について ほか)
4 大西巨人書誌(大西巨人書誌;公開ワークショップ「大西巨人の現在」の記録)
著者等紹介
山口直孝[ヤマグチタダヨシ]
二松學舎大学文学部教授、日本近代の小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
-
- 和書
- ふたり。