感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukkomom
2
河東碧梧桐の名前を久しぶりに見ました。 「赤い椿白い椿と落ちにけり」子規が評論「明治二十九年の俳句界」において、印象明瞭な句の見本として取り上げ、それが契機で有名になった句です。中学か高校の教科書に載っていました。「けり」が重要!という記憶が・・・・久しぶりに句集もいいものです。2013/07/13
おすとりっち
1
「碧梧桐百句」というからには、碧梧桐の句の中から百句を選んで解説した本なのだろうな、それにしてはやけに分厚い本だな…、と思っていたのですが。 いざ読んでみたら、想像していたよりもずっと内容の濃い本でした。取り上げた句の意味を説明するだけでなく、その句を詠んだ当時の碧梧桐はどこで何をしていたか、どんな人物とどんなやり取りをしていたか、また、他にどんな句を詠んでいたか等、3頁~4頁に亘って詳細に解説していて、しかも時系列に沿って紹介しているので、碧梧桐の生涯についても知る事ができる内容となっていました。 2020/07/29