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内容説明
染色技法のひとつに型染めという方法がある。その中でも小紋染めは、遠目には無地に見えるほど極めて繊細な点の集合で出来上がっており、無限の文様世界を表現している。黒地にめだたぬ様にわざと、ねずみ色の柄を染めたものを「ねずみがえし」と洒落た名で呼ぶなどし、温かく、奥ゆかしさをも感じられる文様となっている。本書では、小紋染めと、それより少し大柄な中型染めの文様の豊かさを主たるテーマとして、当時の人たちがどんな気持ちで文様を楽しみ、生活にとり入れていたのかを文様別に分類した。
目次
動物文様(鶴;雁 ほか)
植物文様(松;竹 ほか)
自然文様(日月;雲 ほか)
吉祥・瑞祥・歳事・故事文様(松竹梅;鶴亀 ほか)
器物文様(扇面;武具 ほか)
幾何・割付文様(通し;行儀 ほか)
著者等紹介
熊谷博人[クマガイヒロト]
1941年東京生まれ。多摩美術大学油科卒業。出版社に5年間勤務の後ブックデザイナーとして独立。1969年熊谷事務所設立。画集、写真集、文芸書、歴史書、詩集、句集などの装丁・レイアウトを行う。その他、アクリル画の個展や、和更紗や型染めの展覧会・講演も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。