出版社内容情報
世界中の美術館、博物館をくまなく歩いている著者が、そこで出会った普通の優しい人々との交流を、著者独得のペーソスあふれる写真で紹介します。人間への限りなく優しい眼差しを持った写真集。
内容説明
この写真集は、単なる熱心な素人芸の産物です。きちんとした細かい説明さえありません。撮影された年号と場所が記されているだけです…つまり型にはまっていない日記のようなものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
8
まなざしを感じる写真家、エリオット・アーウィット。趣味がアマチュアの写真家というイカしたジョークもまんざら嘘ではないと思わせるところが素晴らしい。アートと人の素敵な一瞬を鮮やかに切り取る。流石。2013/05/27
ひなにゃんこ
3
★4 美術館(博物館)での一場面を切り取った写真集。展示品と鑑賞者など(人が入っていない場合も)が写った、何気ない写真のようで、思わず笑ってしまう場面が多い。作者のユーモアある視点の勝利。例えば、「着衣のマハ」の前には女性が一人きりで、隣の「裸のマハ」の前には男性が群がってる写真。「あ〜あ(笑)男ってヤツは…( ̄▽ ̄;)」。写真には何の説明もないので、一目で笑えるものがある一方、分かりにくいものもあり、何が作者のツボだったのかな、と推理しながら見るのも楽しい。(真面目な視点のアートな作品もあります)2011/07/18