ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊

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  • サイズ A5判/ページ数 294p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877314316
  • NDC分類 238.9
  • Cコード C0022

内容説明

本書は、一般読者を対象としてヴェーリングとその冒険について平明に記述したものである。

目次

皇帝のもとへの逃亡
憧れの帝都、ミヒクラガルズル
初期の状況
厄介者のヴァリャーギ、ミヒクラガルズルへ
ヴァリャーギの掟
ハーラル毅然王の冒険
ルーシ人の攻撃
行列、出撃そして軍事遠征
大惨劇
鼻を削がれた恨み
キリアラックス
皇帝に謁見した北欧諸王
聖王の加護
衰退から滅亡へ
名誉ある帰国
ビザンツの遺産

著者等紹介

ラーション,マッツ・G.[ラーション,マッツG.][Larsson,Mats G.]
1946年生まれ。1969年にストックホルム王立工科大学卒業。兵役と工学関係のプロジェクト・リーダーを経て、1984年にストックホルム大学で、また翌85年にはルンド大学で考古学と歴史学を専攻。ルンド大学で89年に修士号を、90年に博士号を取得(いずれも考古学)。2000年にはスウェーデンで最も権威ある歴史学賞である「カール公賞(Hertig Karls Pris)」を受賞。元ルンド大学上級講師(考古学)。現代スウェーデンを代表する歴史作家の一人でもある

荒川明久[アラカワアキヒサ]
1975年、早稲田大学第一法学部卒業(在学中1973年7‐9月スペインに語学留学・上級修了)。1976‐79年、コペンハーゲン大学歴史学研究所留学。1989年、早稲田大学文学部大学院博士課程修了。2001年、スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団研究助成。2002‐04年、ウップサーラ国際夏期研修・スウェーデン語上級1、2修了。2005年、アイスランド大学S・ノルダル研究所客員研究員。2006年スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団研究助成。2007年フェロー諸島大学渡航助成、同大学夏期研修・フェロー語コース修了。現在、(社)国際農業者交流協会(旧・国際農友会)デンマーク語講師(84‐)、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょあん

3
西方に向かったヴァイキングに比べて、取り上げられることの少ないヴァリャーギについて扱った本。 ビザンツとルーシの接触に始まり、バシレイオス2世時代には、反乱鎮圧の援軍としてキエフ・ルーシから やってきて武勲を立てた彼ら。彼らのそこからの推移と、そしてその掟、行動原理を解説してくれる。 原書にはない碑文の写真や模写図なども掲載されており、貴重。2024/03/23

Teo

3
ビザンツ史においてルーシーが突如としてコンスタンティノポリスへ攻撃をかけて来た事はそこそこ知られているが北欧人が帝国の兵となった歴史を語る本は少ないと思う。これはそれについてのよい参考となると思う。2008/09/24

宵子

2
東ローマ帝国におけるゲルマン人(スカンディナヴィア人の方が適切?)の戦士について。元々はバイキングの子孫らしく、ロシア(キエフルーシ)を渡ってきたので、ロシア人(ルーシ人)と混合されている時もある。 余談だが、同じスラヴ語(途中からは系統が分かれるが)を話していたセルビア人やブルガリア人などのバルカンとは混合されていない。 しかし、この分野の研究はギリシャ語も様々なスラヴ語も読めなければならないので、多数の語学能力がなければいけないんだ・・・・・・。2010/05/13

xin

2
東ローマ帝国のゲルマン人親衛隊についての恐らく唯一の邦訳書。概論的な内容で読みやすい。2013/01/09

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