阿波の「攻めダルマ」蔦文也の生涯―たった11人で甲子園に出場し、負けても負けても挑戦し続けた元池田高校野球部監督の実像

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阿波の「攻めダルマ」蔦文也の生涯―たった11人で甲子園に出場し、負けても負けても挑戦し続けた元池田高校野球部監督の実像

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877313487
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

甲子園に初めて出場するまでの20年に及ぶ悪戦苦闘の日々から「やまびこ打線」によって結実した栄光まで、全精力を注ぎ続けた愚直なまでの甲子園挑戦史。

目次

第1章 脱走少年
第2章 特攻隊とプロ野球
第3章 母校・徳商の壁
第4章 阿波のバッカス
第5章 イレブン秘話
第6章 泥田の死闘
第7章 再びの「あと一歩」
第8章 負の連鎖
第9章 大願成就
第10章 一球無情
終章

著者等紹介

富永俊治[トミナガシュンジ]
昭和22年(1947)宮城県生まれ。44年、産経新聞社入社。甲子園大会などおもにアマチュアスポーツを取材し、平成14年、運動部編集委員で退社、現在はスポーツノンフィクションを中心に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

19
酒に関するエピソードとか想像した以上に昭和的な豪放さを持った人物(今の時代だと確実に即辞任レベルのアウトな内容もあるが)であると同時に想像以上に苦労を重ねて大成した人という印象が強い。今の令和の時代に蔦監督みたいな人は出てくるのだろうか。2021/09/01

ttiger

15
小学生のころテレビで見たやまびこ打線は強烈な印象だった。率いる白髪頭の監督は田舎の好々爺の雰囲気で今で言う癒し系のそれ。「人生は敗者復活戦ぞよ」が口癖の苦労人。戦中の特攻隊経験、プロ野球は1年でクビ、甲子園出場までに20年を要している自身の生い立ちから滲みでる持論だ。よい本に出会えた。2013/09/07

手押し戦車

7
球が一番速いのがエース、遠くに飛ばすのがレギュラーにする選択と集中を野球で実践し決断の重要性と諦めず続ける重要性が証明された。人生は負ける事や失敗する事は不名誉では無い。負ける事やしっぱする事で人間がダメになるならその方がかえって不名誉な事。成功とは失敗した人だけが到達出来る特権で何もやらないと失敗も成功も無い。絞って強みを最大に出せる資源に集中投下の重要性と人生にはスクイズは無い!有るのは打つのみ。決断と行動!攻めは最大の防御に成る。守りに徹するのは衰退の始まり。攻めの人生は勝者の選択になる2014/08/31

koi

2
自分をただの田舎の酒飲み監督と言う気風のよさ。校長を放り投げたり、女子生徒の髪を掴んで引き倒してしまう気の短さ。鉄拳。シゴキ。甲子園に出るまでに20年かかったこと。ここぞでいつもスクイズを出して失敗すること。サインがばれていること。サインを忘れてしまうこと。甲子園では選手をリラックスさせるためにニコニコしていたこと。「おだてたりすかしたり、いろいろごちゃごちゃしよるうちに人間ものになっていくもんよ。」「ホンマに恥ずかしいんは、負けたことを恥と思い卑屈な人間になってしまうことじゃ。」魅力満載でした。2014/10/02

渋谷英男

0
徳島県教委もすごい。☆42015/07/04

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